2011年4月23日土曜日

奥村家にお邪魔して

今日は娘3人を連れて、志木のいろは遊学館に親子劇場主催の“たまごにいちゃん”のお芝居を見に行きました。
私はほぼ1ヵ月の間、つわりと闘っていました。実はいまお腹に4人目の新しい命を授かり、あと少しで4ヵ月に入りますが、今回のつわりは未だかつて経験したことの無い辛さで生命力あふれるこのお腹の命と日々睨めっこの毎日でした。家族には本当に申し訳ないけれどほとんど床に伏している状況、水も思うように飲めなくてだんだん自分がひからびてしまうみたいでどうしようも動けませんでした。それでも何とかおかゆを口にしたり、母が作ってくれたおむすびを頑張って食し過ごしていました。ほんとうに「たべること」がこんなにも日々からだをつくる原動力になっているのだと痛いほどに感じながら日々を過ごしました。
ようやく自分で何とか動けるようになると少しづつ食べ物も口にできるようになり力もでてきました。それでもいつものようにとはいかず、日常の家事も全てに関して時間がかかります。
まるでお腹の子が「焦らずゆっくりね」とでも言っているかのように。

というわけで今日は久しぶりに外出したので自分でも体力が持つか不安でもありましたが、子供たちの楽しそうな姿に励まされてお芝居も楽しませてもらいました。
我家はふだんテレビを見ないことを決めていて、その分日常の時間を豊かに感じながら生活することとなるべく生の芸術に触れることを楽しみの一つにしています。だからこどもたちはこの観劇をとても楽しみにしているし,2歳の末娘でさえ劇が始まるとその世界に釘付けになってくれます。もちろんその年齢でも楽しめる内容のものを選んでいますが、すごいなあと感心します。
そういう意味でも奥村さんに紹介して頂いて入会したこの[志木親子劇場]はとても我家にとって貴重な存在で,毎月企画されている子ども向けの内容の濃い舞台を親子共々とてもとても楽しみにしています。今回は京都から来て下さった“きょうげい”さんという劇団が「たまごにいちゃん」と「こんたのおつかい」を二本立てで演出して下さりほのぼのしたなかにも細かい楽しい演出が満載でとても楽しかったです。
そのあとのお昼を挟んだ交流会もとても素敵な時間でした。

そして3時までしっかり遊ばせてもらって帰ることになりましたが、いつものようにこどもたちが「奥村家と一諸にごはん食べた〜い」と言い出して、そんなわがままをなんとも気持ちよく千文さんが受け入れて下さったものだから子供たちは大はしゃぎ。結局お夕飯までしっかり頂くことになったのです。
最初こどもたちを時間になったら迎えに行かせてもらうつもりが,図々しく夫婦も追加でお邪魔することに。夕方日が暮れる頃に私たち夫婦もお邪魔させてもらいました。

千文さんの用意して下さったごはん
スペアリブのハーブ焼き,お茄子もたっぷり添えて
ジャガイモのマッシュポテト(南畑でとれた無殺菌の絞りたて牛乳で)
青ネギとホタルイカのぬた和え
炊きたてごはん
お豆腐のお味噌汁

どのお食事も本当においしくて、わたしは夢中で頂いてしまいました。こんなふうにからだが「おいしい!」と感じてお食事したのは久しぶりでゆっくりしみ込んで行く感じでした。
ホタルイカのぬた和えはとっても春の味で、さくらも楽しめなかったこの春にやっとここで春を感じさせてもらいました。ほたるいかを使うというのもとても新鮮でしたし,白みそお酢の塩梅も絶妙でした。スペアリブもわたしのあまり使わない食材でしたがささっと焼いて下さった感じなのにとてもフレッシュでジューシーな味わいでした。お肉なんて本当に久しぶりに頂きました。それにマッシュポテトもとてもやさしい味でした。
南畑でとれたというこの無殺菌の牛乳もこどもたちが何度もお変わりしていましたが、さらっとしていてほのかに草の味がするような絞りたてならではのお乳の味がした様です。
お友達からの差し入れだそうですがどこのものなのかとても気になりました。
とにかく夢中だったので写真を撮るのも忘れました。それはとても残念でなりません。

千文さ〜んごちそうさまでした。そしてお休みの日なのに気持ちよく付き合って下さった旦那様にも心からお礼申し上げます。

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